小説執筆アプリ比較|Nola・Scrivener・Hakogakiの選び方
「いろんなツールを試したけど、結局どれも続かなかった」
「高機能すぎて使いこなせない」
「無料ツールは機能が足りない気がする」
——ツール選びで迷っていませんか?
この記事を読むと:
- 3つのツールの特徴と違いがわかる
- 自分に合うツールがどれかわかる
- 「とりあえず試す」べきツールが決まる
結論から言うと、万人に合うツールはありません。
でも、あなたに合うツールは必ずあります。
この記事では、代表的な小説執筆アプリ・ツール3つ(Nola、Scrivener、Hakogaki)を料金・機能・縦書き対応などの事実をもとに比較し、「あなたに合うのはどれか」を明確にします。
【設計の出発点】高機能な専用ツールを使っても、「構成を変えたら本文も直す」という二重管理は残りがちです。Hakogakiは、この構成と本文のズレをなくすことを最優先に設計しました。
なぜ専用ツールが必要なのか
Wordやメモ帳では不十分な理由
長編小説を書く場合、本文だけでなく「構成」「キャラクター設定」「伏線管理」など、多くの情報を扱う必要があります。WordやGoogleドキュメントは本文の執筆には使えますが、これらを一元管理する機能がありません。
執筆者の多くは「複数ツールを併用している」「情報がバラバラで管理しにくい」という悩みを抱えています。構成をExcelで管理し、本文をWordで書き、設定はNotionに——という状態になりがちです。
そもそも構成管理が必要な理由については、プロット構成の基本ガイドで詳しく解説しています。
専用ツールがあると何が変わるか
構成と本文を同時に管理できるため、「今どこを書いているか」「次に何を書くか」が明確になります。また、設定の矛盾を防ぎやすくなります。
【Hakogaki視点】構成と本文を別々のツールで管理すると、確認のたびのツール切り替えで集中が削がれます。この二重管理の課題に向き合い、Hakogakiは構成・本文・マインドマップを完全同期させる設計にしました。
Nola(ノラ)
Nolaとはどんなツールか
Nolaは、スマホアプリを中心にPC(Web版)でも使える基本無料の小説執筆アプリです。シンプルなUIと手軽さが特徴で、初心者でも迷わず使い始められます。
Nolaのメリット
- 基本無料: 主要機能(執筆・プロット・登場人物や世界観の保存)を無料で使用可能
- スマホアプリが充実: iPhone・Android対応で移動中や隙間時間に執筆できる
- PC版あり: スマホとPCでクラウド同期して執筆できる
- PC版に縦書きモード: PC版では縦書きのまま執筆できる(2026年時点では試験運用として提供)
Nolaのデメリット
- 縦書きモードはPC版のみ・試験運用: アプリ版は縦書き非対応で、PC版の縦書きも試験運用の位置づけ(今後の仕様変更の可能性あり)
- 構成管理はシンプル: プロットは起承転結ベースで手軽な一方、構成と本文を自動で連動させる仕組みはない
- 一部機能はプレミアム限定: 月額550円(年額5,500円)のNolaプレミアムで使える機能がある
Nolaが向いている人
- スマホで手軽に書きたい人
- 短編や中編を中心に書く人
- シンプルさを重視する人
Scrivener(スクリブナー)
Scrivenerとはどんなツールか
Scrivenerは、プロ作家にも愛用者が多い有料の執筆ソフトです。高機能で、構成管理からリサーチ資料の保存まで、執筆に必要な機能を網羅しています。
Scrivenerのメリット
- 高機能: 構成管理、リサーチ資料保存、出力形式の多様さ
- コルクボード表示: シーンをカード化して並べ替え可能
- オフライン使用可: インストール型なのでネット不要
- 買い切り: 一度購入すれば継続課金なし
Scrivenerのデメリット
- 有料: 約7,000円(買い切り)
- 学習コストが高い: 多機能ゆえに使いこなすまで時間がかかる
- 日本語縦書きが弱い: 設定で可能だが、ネイティブ対応ではない
- 同期機能なし: 構成を変えても本文は手動で修正が必要
Scrivenerが向いている人
- 高機能ツールを使いこなしたい人
- オフラインで執筆することが多い人
- リサーチ資料も一元管理したい人
Hakogaki Editor
Hakogakiとはどんなツールか
Hakogaki Editorは、箱書き・マインドマップ・縦書きエディタが完全同期するWeb小説執筆ツールです。構成を変更すると、自動的に本文にも反映されます。
詳しい使い方はHakogaki始め方ガイドを参照してください。
Hakogakiのメリット
- 完全無料: 基本機能はすべて無料で使用可能
- 構成と本文が完全同期: プロットを変えると本文も自動連動
- 日本語縦書きネイティブ対応: 紙の原稿に近い感覚で執筆
- ブラウザで動作: インストール不要、どの端末からでもアクセス可
- マインドマップ機能: 全体構造を視覚的に俯瞰
Hakogakiのデメリット
- 比較的新しいサービス: 2025年リリースで実績は発展途上
- オフライン非対応: ネット接続が必要(ローカル保存は可)
- モバイルアプリなし: ブラウザ経由でスマホからアクセスは可能
Hakogakiが向いている人
- 構成と本文のズレに悩んでいる人
- 長編小説で「迷子」になりがちな人
- 無料で高機能なツールを探している人
- 日本語縦書きで執筆したい人
3ツール比較表
| 機能/項目 | Nola | Scrivener | Hakogaki |
|---|---|---|---|
| **価格** | 無料(Premium 月550円/年5,500円) | 約7,000円 | 無料 |
| **プラットフォーム** | スマホ / PC | PC(Mac/Win) | Webブラウザ |
| **構成管理** | △ 基本のみ | ◎ 高機能 | ◎ 同期あり |
| **縦書き** | △ PC版のみ・試験運用 | △ 設定必要 | ◎ ネイティブ |
| **マインドマップ** | × | × | ◎ |
| **構成⇔本文の同期** | × | × | ◎ |
| **オフライン** | ○ | ◎ | △ |
| **学習コスト** | 低 | 高 | 中 |
どれを選べばいい?目的別おすすめ
スマホで手軽に書きたいなら
→ Nolaがおすすめ。シンプルで直感的、移動中に書くのに最適。
高機能でオフラインで書きたいなら
→ Scrivenerがおすすめ。買い切りで長く使え、リサーチ資料も管理可能。
構成と本文の管理を楽にしたいなら
→ Hakogakiがおすすめ。同期機能で二重管理の手間がなくなる。
デバイス別の選び方|スマホ・PC・併用
「iPhoneで書きたい」「PCで縦書きしたい」——小説執筆アプリ選びは、どのデバイスで書くかによって最適解が変わります。
スマホ(iPhone・Android)中心で書きたい
移動中や寝る前などのスキマ時間に書くなら、スマホアプリが充実したNolaが第一候補です。iPhone・Android両対応のネイティブアプリで、オフラインでも執筆できます。
Hakogakiもブラウザ経由でスマホからアクセスできますが、本文の執筆体験はPC向けに最適化されています。スマホでは「思いついたシーンやセリフをメモして構成に反映する」使い方が向いています。
PCで縦書き執筆したい
紙の原稿に近い縦書きで集中して書くなら、Hakogakiが最有力です。ブラウザだけで日本語縦書きのまま執筆でき、インストールも不要です。NolaもPC版に縦書きモード(試験運用)があり、Scrivenerも設定で縦書き表示は可能です。縦書きを標準機能として腰を据えて使いたい場合は、縦書きネイティブ対応のHakogakiが扱いやすいでしょう。
スマホとPCを併用したい
「外出先ではスマホで着想メモ、家ではPCで本文を書く」という使い分けなら、NolaとHakogakiのどちらも候補になります。Nolaはスマホアプリ⇔PC版のクラウド同期に対応しています。Hakogakiはインストール不要でブラウザからどの端末でも同じデータにアクセスでき、PCでは縦書きのまま執筆・構成と本文の同期まで使えるのが強みです。保存した作品データはクラウドに保管されるため、デバイスをまたいで続きから書けます。
よくある質問
Q. Scrivenerは日本語で使えますか?
英語インターフェースが主体ですが、日本語での執筆は問題なく行えます。ただし縦書き表示はネイティブ対応ではないため、縦書きで執筆したい方には調整の手間がかかります。縦書きのまま執筆したい場合は、縦書きネイティブ対応のHakogaki Editorが扱いやすいでしょう(NolaもPC版に試験運用の縦書きモードがあります)。
Q. NolaとHakogakiの最大の違いは何ですか?
Nolaはモバイルアプリとして使いやすく、スマホでの手軽な執筆に強みがあります。Hakogakiは箱書き(シーン構成)とマインドマップを中心に設計されており、構成を視覚的に管理しながら執筆したい方に適しています。
Q. Nolaは縦書きで書けますか?
NolaはPC版に「縦書きモード」があり、無料会員を含む全ユーザーが縦書きで執筆できます。ただし2026年時点では試験運用の位置づけで、アプリ版(iPhone・Android)は縦書きに対応していません。縦書きを標準機能として日常的に使いたい場合は、縦書きネイティブ対応のHakogaki Editorも選択肢になります。最新の対応状況は各ツールの公式情報もあわせてご確認ください。
Q. Nolaの無料版とプレミアム(有料)の違いは何ですか?
Nolaは無料でも、執筆・プロット(起承転結)・登場人物や世界観の保存といった主要機能を使えます。有料のNolaプレミアム(月額550円/年額5,500円)では、アシスタント機能で使えるポイントの増量や、設定資料を見ながら執筆する機能など、執筆環境を快適にする機能が追加されます。まずは無料で試し、必要になってからプレミアムを検討するのがおすすめです。
Q. オフラインで使えるツールはどれですか?
オフライン中心で書くなら、インストール型のScrivenerが最も安定しています。Nolaはスマホアプリ・PC版があり、データをクラウドで同期して使う設計です。Hakogakiはブラウザで動作するためネット接続を前提としますが、書いた内容は端末のローカルにも自動保存されます。ネット環境が不安定な場所で長時間書くことが多いなら、この違いを基準に選ぶとよいでしょう。
Q. 無料で試せるツールはありますか?
3つのツールすべてに無料プランまたは無料期間があります。Nolaは無料で始めることができます。Scrivenerは30日間の無料トライアルがあります。Hakogaki Editorは登録不要でゲストモードから試せます。
Q. スマホだけで小説を書き上げられますか?
可能です。Nolaのようなスマホアプリの充実したツールなら、執筆から推敲までスマホで完結できます。ただし長編になって構成が複雑になってきたら、画面の広いPCで全体を俯瞰できるツールを併用すると、途中で「迷子」になるのを防げます。
まとめ
小説執筆ツールは、自分の執筆スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
- Nola: スマホ派、シンプル派
- Scrivener: 高機能派、オフライン派
- Hakogaki: 構成重視派、同期を求める派
まずは無料のNolaやHakogakiを試してみて、合わなければScrivenerを検討するのがおすすめです。
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今日やること(5分)
- [ ] 自分の執筆スタイルを確認する(スマホ派?PC派?)
- [ ] 一番気になるツールを1つだけ試す
- [ ] 構成を3シーンだけ入力してみる
👉 3分で構成管理を体験したい方へ